4章

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優子から連絡をもらってから私は浮かれていた。しょうさんからの連絡を待ち、2週間が経っていた。そろそろ連絡が来てもいい頃だとは思っていたが音沙汰はなく、だからといって生放送のコメントに残すのは他の視聴者に悪いと思い、特にコメントを残すことはしなかった。 それでも連絡を待っているというだけで仕事にもハリが出てきているようで、自分でもわかるほどミスは減り、様々なアイデアが出てくるようになった。 連絡をもらってから3度目の生放送がやってきた。そろそろ連絡が欲しいと思い、いつもは挨拶だけだが、今日はコメントを多く送った。 コメントを送る合間に、優子にもメッセージを送った。 〈ね、しょうさんから連絡来ないんだけど会えるのってホントなの?〉
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