悪夢から醒めた日
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ユキを好きだと気づいてから、ずっと夢を見ているような気分だった。 もっと近づきたいと望みながら、何食わぬ顔で隣に座り、ラーメンを食う。 ときどき顔を覗かせる甘いうずきに虜になる。 そうしてやり過ごす一日一日は、俺にとって悪夢のように息苦しく。 それでいて、色とりどりの感情に満ちていた。
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