四月二七日夜のお話改訂版

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四月二七日夜のお話改訂版

 SNSで、新型肺炎の情報をいっさい見ていません。  しかしかなりの方が、どうしても見てしまうらしいですね。  そうして、フェイクニュースかもしれない情報を信じて、あわわ、て、なってらすとかなってないとか。  不安なお気持ちはわかりますが、でしたらこそ、そう云う情報とは距離おいて見ないでおいて、どうしても見てしまうんだったら、予防策や改善策やマスクの作り方なんか安心情報を気がすむまで見て、あとはほっておいたらいかがでしょう?  私の持論ですが、いまだ発展途上のSNSで発信されるニュースと云うのは、ニュースと云うより娯楽ではないでしょうか?  見たヒトが混乱する様子を想像したヒトが、ニヤニヤして作っている生活に必要のないもの。  いたずらのようなもの。  や、全部が全部とは云いません。  そう云う判断は個人の自由、くらい心得ております。  でもなんと申しましょうか、薬であり毒でありサプリであり、なるべくならないほうがヒトが自然で居られるものなんじゃないの? と、見たこともない知らない誰かを信じきれないチキンは考えてしまいます。  と。  ここまでくらいが、内容ミスった『四月二七日夜のお話』の訂正です。  びっくりですよね。  SNSに軽めにしか浸かってないゆえ、ネットニュースと云うものの定義がわかってなかったんですよ。  本当にもう、失礼しました。  さて、では話題を戻して、「わたしのいま」です。  昨日はお世話になっている施設にて、陶器の着彩をして、あとはマスク作りのお手伝いをしてきました。  施設では、お仕事当日の検温と、マスク着用、デリケートな作業前のアルコール消毒が義務づけられています。  それ以外で私個人としては、帰宅したら手洗いとうがいを徹底して、可能な限り外出しないことを行っております。  あとは前述のとおり、情報を取り入れすぎないこと。  私はそうして、今のところの落ち着いた生活を維持しています。  そんなことを考えていた二七日の夕飯は、トリ肉とミニトマトとシメジのチーズ煮込みでした。  共喰いだ、と、思いつつ噛みしめた肉は美味しく、トマトの酸味とチーズのコクがえらいことお友達、うんうまい。  ええ、ピザもマルゲリータが一番好きですよ。  ただしキノコは人生の敵なので申しわけなくも残しました。  それから歯を磨いて一日のシメに考えたこと。  日本においては、天草四郎くらいまでだったんでしょうね。  神さまがヒトに託宣を授け、ちょっと力貸すからがんばれ、と、面倒みてくれたのは。  現在は今のところそう云うぶっ飛んだ事柄がないのを見ると、もうヒトは自分の手で困難をのりこえることができるのでしょう。  親の手をかりずとも歩いていける子供で居られることみたいに。  そのために必要な何かを探すため、私達は今日も生きよう、と、必死こいて足掻いてるんだ。  がんばりましょう、未来のためにできることを、できるように。  そんなことを考えていたため、寝る前だったと云うのに頭は興奮ぎみ。  しかし久しぶりにBL小説をたしなんだら心和んで、安らかに眠れました。  あなたのいまはいかがでしょう?  砂漠みたいに乾いてても、おうちヨガしたりお風呂入ってお肌整えたりお香焚いたりして、自分と云う木に綺麗な水をあげて、また明日も、枝葉をのばせたらいいですね。  二七日より三日すぎての三〇日午前、今、空は晴れて人間の混乱なんかどこ吹く風で、鳥のはばたきと鳴き声が聞こえます。  お仕事の日に見る車窓からのながめだって、菜の花がまっ黄色に咲き乱れ、水田は水鏡で景色を映し、すべては警戒しつつもあるがままの姿です。  みんなでちょっとずつの努力をかさね束ね、平和な日々の花束をとりもどし抱え、一刻も早く普通の日常の笑顔になれますように。
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