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最初の青空から一転して、日が暮れ真っ赤な夕焼けの景色に変わり始める。
すると、今度は恐怖よりも焦りが出てくる。このままいくと誰も居ない、この大自然で野宿になってしまう。
(……こんなとこで野宿とかまじで無理)
ゆっくり歩いていた足が、段々と駆け足に変わる。せめて夜までには、誰か1人でも人を見つけたい一心で走る。
走り続けて数刻。
景色が赤から紫へと変わってきた頃だ。緑いっぱいの自然の中に、小さな街並みが映った。
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