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僕は独りぼっちだった。
最初の頃は周りにもたくさんの人がいて、一緒に遊んでくれたのに。
今ではもう僕は独りだ。
自分の好きな場所にも行けないし、食べ物だって口に入ることなんてない。
こんな事ばっかり言ってると、僕が「幸せ」を知らない奴みたいに思われちゃうかもしれないけど……。
それはそれで、仕方のないことなのかもしれないね。
実際、僕がこの日まで生きてこれたのも奇跡だと思うし。
最近は暖かい日が続くようになってきた。
毎日同じ景色ばかり見るのも飽きてきたし、もうそろそろおしまいかな。
欲を言えば……。
最期にもう一度…。
僕を……この世界につれてきてくれた……
彼に会いたかったな……。
さようなら……………。
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