第二章 ジャケット

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次の日。 ピンポーン。 誰だろ? ドアスコープを覗くと、そこには別れた筈の彼のジャケットが目に飛び込む。 どうして? なんでなの? 混乱してドアの前で返事しないでいると。 ピンポーン。 もう一度インターホンをならす。 なんだろう? 「お~い」 ???彼の声じゃない。 この声って! ガチャ。 ドアを開けると弟が立っていた。 「な、なんで?!」 「なんでって、姉ちゃんとこに弟が遊びに来たら駄目なの?」 「いや、そうじゃなくて!」 「とりあえず、中にいれてよ。お邪魔しま~す。」 ズカズカと部屋にあがる弟にため息がでた。
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