46 3人で一緒に

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*  エリーゼとアダムの馬車。  密室の中で2人はずっと密着していた。 「——エリーゼ、まだ照れてるの? もっと顔を見たいんだけどな〜」  隣に座るアダムは、俯くエリーゼの顎を無理やりあげる。 「恥ずかしいもん……」  エリーゼの顔はずっと真っ赤だ。 「その反応、可愛すぎだから——」  アダムはそのままキスをした。  すでに馬車の中で数え切れないくらいのキスをしているが、2人には全然足りなかった。  アダムは頬に触れたエリーゼの髪に目を止め、触る。 「髪、伸びたね」 「うん。どう……かな?」  エリーゼはまだアダムの顔をまともに見れない。 「可愛いよ」  アダムはエリーゼの耳を甘噛みしながら囁く。  ——あ〜! これからの生活は大丈夫なの!? 毎日こんな甘い生活で、私はどうにかなっちゃいそうだよ〜!  「あっ……アダムの方が……可愛いいもん」 「ふふっ、ありがと」  2人は家に着くまで、とろけるような甘い時間を過ごした。
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