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アダムの発言にエリーゼは唇を突き出した。
「アダム、その言い方傷つく〜。でも、正解……、私の寝室含め、全部アリスがやってくれたの。店で売ってるものは気に入らないからって言って、全部1から作ったんだよ〜。すでに買ってた家具も解体してたから、かなり本格的だよ」
アダム、サラ、サラの侍女は驚く。
「へぇ〜、才能あるよ。細かい装飾もすごく綺麗。アリスは魔道具開発にむいてるんじゃない? 魔法大学院の卒業資格をもっていたら、工房とか開けるからオススメかも。卒業生の工房はほとんどないから、将来は明るいと思うよ」
サラも同意するように頷く。
「薬学にお誘いしたいところですが、これを見せられると、アダムの提案が最適かもしれませんね」
褒められっぱなしのアリスの顔は、真っ赤だった。
「こんなに褒めて頂けるなんて……。大学院に入ったら、そのコースも考えてみようと思います」
エリーゼはアリスの可愛い反応を見て、堪らなくなる。
横から抱きしめ、いつものように頭を執拗に撫でる。
「姉さん、やめてください〜」
「ハハハハハッ!」
「ほほほほほっ!」
「ふふっ」
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