46 3人で一緒に

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*  その日の夜、スコット家。  夕食後、エリーゼはアダムと寝室でくつろいでいた。  テラスの窓を開け、心地よい風をあびながらソファーで寄り添う。  2人は互いの体温を感じて幸せいっぱいだ。 「——夜の町並みが綺麗だね」 「うん」  外はオレンジ色の街灯が灯っていた。  その光は、レンガ造りの古い建物が立ち並ぶこの街と調和している。 「この街にして正解だよね」 「うん。エリーゼと見てると、なおさら綺麗に見える気がする」  エリーゼの顔が熱くなる。 「エリーゼ、今日からずっと一緒にいようね」  アダムは照れたエリーゼの顔を横から覗き込む。    ——もう、アダムの声を聞くだけで体がとけそう〜。 「うん、絶対アダムから離れないから」  エリーゼはようやく目を合わせる。   アダムは真剣な眼差しを送る。 「絶対離さない」  2人はゆっくり顔を近づけ、唇を触れ合う……。  人、身分、時間、距離……全ての障害から解放された2人は、初めて自由を手にした気分だった。 「エリーゼ、愛してる」 「私も愛してるよ——」  END  最後まで読んでいただき、ありがとうございました!  よかったら、スターや感想、フォローをお願いいたします。  本棚にそっと入れていただけるだけでも嬉しいです!  続編として、アリスのその後の話も書く予定です。  アリスの初恋や大学院生活など、可愛いアリスをいろいろ深掘りします。  アダムとエリーゼいちゃつきや、サラとアイリスも出てきますので、よかったら読んでください。
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