森の中の小さなお家(うち)

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リビングのソファーに座る三人 アンジーはダイニングテーブルの周りに転がる丸めた紙くずを拾い集めながら 「フー姉さま、ここに落ちてる紙くずはなあに?」 「気になる?言葉がうまく文字にならないの!」 「どういうこと?」 疑問を投げかけるアンジー ココアをテーブルに置き おもいっきり背伸びをする オフィーリア 「朝から仕事ずくめだもんで その状況なのよ」 そう言ってため息をする 「仕事?」 「だもんで、何のおもてなしも できませんからね」 なんだかもどかしい様子の彼女 「フー姉さま、キッチン勝手に使わしてもらうよ」 「どうぞ、私“本部屋”に居るから じゃあ、よろしく」 席を立ち飲んだカップをアンジーに手渡した 「あそこで仕事するの?」 「頭に栄養補給」 「根詰めると、くたびれるよ!」 「じゃあ 美味しい料理期待してるわ」 そう言ってキッチンを出ていく そんな彼女の後ろ姿を じっと見つめるアンジー 「本部屋って?」 アンジーに声をかけるマックス 「一番北側の部屋 山ほど本が置いてあるよ」 「へぇー知らなかった」 頭を傾げるマックス 「でもフーちゃんの仕事って?」 サーニンがアンジーに訊ねる 「さあね… なんか書いてんじゃねえの?」 ぶっきらぼうに答えるアンジー 「ほら」 オフィーリアが落としてる紙くずを二人に見せるグレアム そこには何か文字が書いてある 「手紙?」 「小説?」 「童話?」 紙くずを見ながら色々想像する グレアム、サーニン、マックス アンジーはといえば料理に集中しつつも三人。会話が気になる ーフー姉さまが書くんなら やっぱ童話かなぁ そういやあいつらにも童話読んでやったけどなぁ‼️ー ずいぶん昔のことを思う 「アンジー沸騰してる!」 サーニンが大声をかける ーいけない、料理に集中ー 「何か手伝おうか?」キッチンに来たグレアムが訊ねる 「出来た料理からテーブルに並べてくれよ、マックス フー姉さま呼んできて」 「わかった!」 急いで駆け出すマックス
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