《日常》

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《日常》

俺は新しい職場に代わり初日に顔を出し朝礼で紹介され課長から仕事内容を聞き… 2日目から欠勤を実行した。 勿論無断欠勤である。 慌てた課長は俺のアパートに電話をかけて来た… 俺は… 「すいません腹の具合が悪くて…」 「休ませて下さい…」 わかり過ぎる嘘をつき出勤2日目から仕事を休み… 次の日は熱で… その次の日は吐き気などの理由を付け休んだ… そして、1週間が過ぎた頃課長がアパートに現れた… そして俺は嘘をついた。 それは過去、精神疾患から「不眠、幻覚」が現れた話しをした。 すると課長の顔色が変わり… 明日、産業医のところに行き診療してもらう事を指示され課長は去っていった。 俺はこの時やった! 作戦成功… これで最低1年は会社に寄生する事が出来ると確証した。 そして産業医は俺の嘘に引っかかり要観察が必要であると診断され… 産業医を欺く作戦は成功したのだった。 やはり過去、精神疾患の診断実績がある俺には手厚い保護が待っていた。 そして、俺の引きこもり寄生生活が開始された。
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