《生活》

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《生活》

俺は、半年に一回会社へ出向き産業医の診察を受け会社復帰出来るのか判断される。 一年と思っていたが半年区切りである事がわかった。 そして毎月産業医から郵送でチェックシートが届き健康状態の報告をする。 健康状態の報告は簡素なもので… しっかり食事を取っているか? 食欲はあるか? 栄養の片寄りないか? 不眠では無いか? 睡眠はしっかり8時間取れているか? 『え、睡眠は8時間取っているか?』 『もっと取っているよ…』 俺は独り言を呟き、働いているわけでは無く寝るのは昼専用… 夜更かしは日常であった。 あとは… 幻覚、幻聴は無いかなど… 20項ぐらいあり「有る」「無い」の項目から「有る」場合は「時々ある」「毎日ある」… 「無い」場合は「時々ない」「毎日ない」を選択して産業医に送り返すのであった。 俺はこの項目を確認し選択項目に違和感があり「無い」場合の選択がおかしく感じだが… 深く考える必要が無いと思いチェックしてた。 『チョット待てよ…』 『まともにチェックすれば俺の計画は崩れるなぁ?』 俺はそこそこ考え全て良好で有るが重要点である「不眠」「幻覚、幻聴」は「時々ある」にしていた。 そしてチェックシート最後に「不眠」「幻覚、幻聴」に襲われ精神崩壊及び精神異常が起こったときは即刻連絡するようにと… 産業医の電話番号が掲載されていた。 俺は月1回の健康チェックと半年1回の診断により快適な生活が保障されていた。 俺の生活… 住んでいるアパートは2階建て木造築30年でありかなり古く家賃は月4万、俺は2階に部屋を借りていた。 場所は東京郊外にある下町で昔ながらの商店が並び食事は自炊しなくても? 惣菜が豊富で俺は食事に困る事は無かった。 寝ることは… 毎日が休みフリーである事から不規則な生活を送っているがかなりエンジョイしているが… あと性欲は…
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