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慣れないスーツを来て、馬車に酔ったモーモは下を向き、必死に口を押さえ、窓から遠くを覗いていました。
(うーむ、村人から称えられても一言も自慢せず、村人たちを大切そうに見る眼差し、なんと優しく謙虚な男! さすがでし!!)
やがて、よっぴは人食い鬼の住む大きな城にやってきました。
「はぁ、はぁ、はぁ。ど、どうやら間に合ったようだな……」
そこには肩で息をし、長靴&全身白タイツ+猫耳で立っているげたの姿が!
「さあ、よっぴ、主役は交代だ。いや、俺は今から公爵役にならせてもらう! お、俺は姫の役をタックがやってるなんて知らなかったんだーーー!」
(※お姫様役は最後に決まりました☆)
「いや、そんなことは無理だ! というか、その格好からして、お前は十分に危険だ。このまま悪や……変人役を退治することにしよう」
よっぴは急にヒーローになったような気になり、戦いモードに入ってしまいました。
「へっ、俺を退治するなんて、十年、いや五十年早いぜ! とりゃーーー!」
げたとよっぴ、変人白猫 VS 悪人黒猫 二匹(?)の戦いが始まろうとしたその時……。
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