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そして、末っ子のモーモ。
なんと新年にふさわしい名前なのでしょう!
そんな彼は、180センチ近くある眼鏡をかけたでっかい黒猫よっぴをもらうことになりました。
この猫は爽やかな黒のトップスに、黒いパンツ、濃いグレーのジャケットに同色のトートバック。そして黒ブーツと猫耳カチューシャ。
どこかおかししいけれど、かなりのイケメンコーデによっぴ本人もビックリΣ(゚Д゚)
(なぜ猫がそんなにイケてる恰好なのだ。三男役は確かイケメンキャラだったはずなのに!)
みすぼらしい恰好に落ち込みながらも、寂しそうな音楽が流れるとモーモは役に没頭しはじめました。
「ああ、猫なんて一体何になるというんだ!」
モーモは頭を抱え込んで、今にも泣き出しそうです。
「ご主人様、大丈夫です。きっといいことがありますよ! 自分に考えがあります」
よっぴは自信ありげに、ガッツポーズをとり、ムーンウォー〇をしながら踊り出します。
励まそうとしてくれるよっぴの姿がかなりおかしくて、モーモは少し元気をもらいました。
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