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「ちょっと、待ったーーーー!」
突然、よっぴと同じようにでかくて筋肉ムキムキの男が現れました。
「ご主人様、俺の名は、げたと申します。ぜひ、私をお供に……、じゃなくて、大きな袋と長靴……、いやよっぴ以上のイケメンコーデ一をお願いしますm(_ _)m」
モーモは困りました。すでに必要なものはよっぴに全て手渡してしまったのです。
「二匹も猫がいるなんて知らなくて、君の分はないんだ。すまない」
モーモは残念そうに伝えながら、どでかい猫なんて一匹で十分だ、と心の中では思いました。
「分かった!」
(おお、空気をよんでくれたか!)
「俺の家に畑用の長靴があるし、米袋でよければ取ってくるぜ! あと、全身白タイツとつけ耳もあったからこれで白猫になれるはず! ご主人様、よっぴ、待っててくれよな!」
再びげたは走り出していきましたが、岐阜から熊本まで一体何時間かかることでしょう。
マッキーは小さくなっていくげたに手をふり、見送りました。
「……、このまま出番なしでは可哀そうなので、彼にピッタリの役をあげましょう」
マッキーはそう呟きました。もちろん、不敵な笑みを浮かべながら……。
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