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「ふー、主役を乗っ取られるところだった。危ない、危ない」
げたが走って去ってしまったので、よっぴは一安心。
アッキーのチャージされたニャオンカードを持ってショッピングモール、エオンへ行きました。
いつの間にかワルの顔へと大変身したよっぴは、何食わぬ顔でタバタバ王の元へと向かいます。
「これは東洋で伝説となっている貴重な書『たくみのヤイバー』でございます。モモラバ公爵様からの贈り物です」
別の日もエオンのレトルトコーナーへGO!
「こちらはジビエのワイン煮でございます。モモラバ公爵家の一流コックがじっくり煮込んで作りました。至高の一品でございます」
また、別の日もタバタバ王に会いに行きます。
「世界にわずかしか存在しない綿を使い、人間国宝である人形師が手がけたタコのぬいぐるみでございます。モモラバ公爵様からです」
「うむ、なんと博識深く、かつ素晴らしい品を届けるもにょであろう! ぜひとも会ってみたいものでし!」
よっぴの嘘八百を素直に信じたタバタバ王は、モモラバ公爵にたいそう興味をもちました。
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