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タバタバ王とタック姫が川のほとりを馬車で通ることを知ったよっぴは、早速準備を始めます。
お湯をはり、川に見立てたビニールプールのすぐ横で、よっぴはご主人様を待機させました。
「いいか、押すなよ、押すなよ!」
モーモはとある三人組と同じにならないか心配です。
「モーモさま、ご安心くださいませませ。先ほど計ったら湯の温度は38度でした。少しぬるいかもしれませんが、すぐに服をご用意させてもらいます」
「そ、そうか、それは安心だ」
「あ、そろそろ王様達が来られます!」
慌ててよっぴはモーモの背中を押し、ビニールプールの中へ飛び込ませます。
「あーーーーっい!!」
確かによっぴが計った時の温度は38度。しかし、これではちょっと寒いだろうと気を利かせたアッキーが、こっそりお湯を足してしまったのです。
「あっい! あっい!」
「だ、だめです、ご主人様。もう少し、もう少し我慢してください!!」
よっぴはモーモの肩を押さえつけ、座らせようとするので、モーモは必死に耐えるしかありません。
茹でタコのように真っ赤になった頃、タバタバ王とタック姫がやってきました。
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