30. ハラダ、覚醒す!

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原田が、ハッと気付いてパンダの方を見やると。 そこにはーーーー。 いるはずのパンダがいない? えっ! 隣にいた萌が手で口を押さえ、大きく目を見開いている。 その視線の先は上だ。 原田も咄嗟に上に目をやる。 今にも、天井にぶつかりそうになりながら、高々とその巨体が舞っている。 しかも、頭が下。足が上だ。 ヒラッ!! バク宙だ。 何とも軽い身のこなし。 ここにいる全員が、そのしなやかなパンダの動きに見惚れている。 半ば、ポカンと口を開けたままだ。 ズズンッッ!! 床に舞い降りた瞬間。 ニヤッ あの、何度見ても胸糞悪い不敵な笑みを浮かべた。 パチパチパチパチッ 突然、パンダが大袈裟に拍手を始めた。
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