第2章

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第2章

          プール当日。  空全面が爽やかな水色で広がっています。  絶好な快晴、プールで遊ぶには最高の天気に恵まれました。  リョクの水着姿は想像していたよりも遥かに上回り、そのあまりの格好良さに暦は更衣室からリョクを直視できずにいます。  両想いになったあの日も、ネットカフェの狭い一室でリョクの身体を見ましたが、衣類を脱いで見るのと水着として見るのとは、また違った風格が有り、暦を惚れ惚れとさせました。  実物を目の当たりにした暦はリョクと比較してしまい、自分は完全に見劣りしていると悲観的になり、パーカーを羽織って水着半分を覆い隠します。        
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