『鳥』×『夕暮れ』
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空の端が一層濃い群青を呈した。 深く妖しい青は、薄紫、薄紅、橙の層を従え、遂に山の端で黄金を孕む。 夕映えだった。 実際に見るのは初めてで私は泣いた。 鳥になろうとここに来たのにこんなに美しいものを見せられたら決意が鈍る。 わぁわぁ泣いている私を夕暮れ空だけが見下ろしていた。
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