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双影~全ての始まり
光と闇が争っていた時代、戦国の世の中
閃一族と言われる忍の里が存在した
神のお告げを聴き
火水風雷4つの属性を操る巫女、美月
里一番と名高い忍者、虎瞳
二人の子、疾風が神斗氣を産まれながらに宿して産まれた所から悲劇は始まる
神斗氣
その特別な氣は魔を払いもするが
悪しき者が使えば魔をも強めてしまう力
満月の夜、地深くに潜む闇の修羅一族が
閃一族の里を襲って来たのだ
「我は修羅一族首領である。神斗氣を宿した赤子を貰い受けに参った」
「我が里に攻めてくるとはのぅ…疾風は奇跡の子じゃ!うぬらには渡さぬ!!」
長老を筆頭に里の精鋭が首領と修羅忍を迎え撃ったが…カラクリと闇の力を組み合わせた禁術を使う彼等に1人、また1人と倒れていった
「老骨、天晴れ!褒美に我の術をくれてやろう」
【修羅忍術・魔光弾】
掌に闇の気を集中し、一気に撃ち出した
魔光弾が長老と精鋭達に直撃し、大爆発
死屍累々となり果ててしまった
任務から帰った虎瞳と猛気が見たのは
変わり果てた里と気の良かった
仲間達の亡骸であった
「何て事だ…はっ!?美月はどうした?」
「落ちつけ虎瞳、あれを見ろ…矢文だ」
矢文にはこう記されていた
神斗氣の赤子と巫女は貰い受けた
返して欲しくば天地刀と崩斬刀を持って
修羅一族の城へと来るが良い
天地刀と崩斬刀
閃一族に伝わる2つの刀
かつて魔を滅ぼした刀と言われ
闘気を込めて重ね合わせると
合体奥義・天地崩斬を放てる
「どうやら奴さん、コイツが欲しいみてぇだな。逆に言えばこれがあれば対抗できるってモンだろ?」
「よし、帰って早々で悪いが付いてきてくれるか?」
「あたぼうよ!修羅一族なんぞ蹴散らしてやるぜ」
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