147人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな中、必死で日中は練習がんばってるとは思うけど、咲也によるとやっぱ上の空らしい。
「ったく。ふりまわされるこっちの身にもなれって。」
ブツブツいいながら咲也が休憩にジャグのところに行ってスポドリを飲んでいる。
「はぁーーーー。」
長いため息…をついてベンチに座った。
「琉希くんどうしたんすか?」
のほほんとした顔で俺に寄ってきて横に座ったのは晴斗だ。
こいつも高校来てから彼女つくりやがって、毎日スマホでまめにLINEしてやがる。
「別に。」
「明日でやっと解放されますね。ほんと1年にはきついっすよ。合宿。」
「まぁな。」
去年はキツかったなと思う。
でも今年はそこまでキツくかんじねーのは、みのりのことばっか考えてるからか…?
それともやっぱ強くなってんのかなぁ?
「明日帰り自力で変えれる自信ねーなぁ。ねーちゃんに駅まで来てもらおっかな。」
ふん。
俺だって迎えに来てもらいたいし。
いいよな。おまえは…弟で。
最初のコメントを投稿しよう!