10.俺たちどうなるの? ~琉希side

20/21
前へ
/245ページ
次へ
そしたらみのりの身体は力が抜けてしまったのか、俺に、なだれかかるように体を預けてきて… もう一度みのりを支えながら、体を離した俺を、涙を流しながら見て、にっこり笑った。 サイコーにかわいい笑顔で。 「ほんと?うれしい。」 そのときのみのりの笑顔は…今まで見たなかでもサイコーで、俺の心の奥の奥を大破壊した。 「おまえ!その笑顔やめろ!」 「え?」 びっくりしたみのりの顔。 「他のやつにしたら許さねーぞ。」 「なんで?」 「あたりまえだろ!おまえは全部俺のもんだ!」 「琉希くん?」 「だから言ってるだろ!俺はおまえに惚れてんだよ!」 「え?」
/245ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加