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びっくりしたみのりが何か言い出すまえに、俺はみのりの唇をふさいだ。
やわらかい…俺の唇。
絶対誰にもやらねーから。
キスのあと…みのりははずかしそうに俺の胸の中に顔を埋めて…
「琉希くん…わたし…ほんとの彼女と思っていいんだね。」
って…嬉しそうにつぶやいた。
「当たり前だ。ほんとは俺、入学式の日におまえに一目惚れしたんだよ。」
「え?」
みのりはびっくりしたのか、顔を上げて目をまんまるにしてる。
そんな…びっくりする?
ちょっと赤くなりながらも俺は続けた。
「だから!なんも遠慮なんてすんな。俺もおまえに惚れまくってるから!」
こんなこと俺に言わせんな…
真っ赤になりながら言う俺を見てみのりはクスクス笑って…
そして、あろうことか…みのりから俺にキスをしてきた。
えっ?
ちょっと待てよ。
「おまえ!そんなことしたらっ!もう学校の校門の前でおまえにキスしまくってやるからなっ!」
「え?それはやだ。」
「なんでだよ?」
「はずかしいもん。」
「ダメ。する。」
そして俺はもう一度みのりをガシッと捕まえて今まででサイコーのキスをした。
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