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第1章✈︎ 二、旧友との再会
郊外にある空港から、
唯達の育った中心地までは、車で50分。
「愛菜はもう帰省したんだよね」
「そう、猫ちゃんがいるから新幹線で」
「えー、猫ちゃんも飛行機乗れるよ?」
「でも貨物でしょ、心配なんだよ」
「そっかー」
今晩は、中高の仲良し3人で
久々に集まる予定になっていた。
繁忙期の年始は忙しい唯と
短い帰省の祐夏と愛菜の予定が合うのは
この元旦の夜だけであった。
「そいえば、清さんも到着で会った」
「ああ、弟くんの先輩の?」
清さんこと、大橋さんは、弟の先輩で、
中高とも女子校に通った唯にとって
数少ない地元の男友達であった。
「そう、でも私、夜空いてるの今日だけなのよ」
「ふーん、会ってみたかった、残念。」
「清さんも、今日は友達と会うって言ってたし。
この仕事してたら、友達減りそう」
佑香の実家により、年始の挨拶をすませると、
愛菜の待つアジアン料理店へと急ぐ。
3人は再会の祝杯をあげると、
思い出話に花を咲かせていた。
アジアン料理も一通り食べ尽くした頃、
唯の携帯にメッセージの着信音が鳴った。
「あ、清さんからだ。今から合流する?だって」
「料理も食べ尽くしたし、行きますか!」
「じゃあ連絡するー!」
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