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俺が引きこもりになって
一週間がたった。
引きこもりの原因は
簡単に言えば人間関係だ。
カメラマンのアシスタントをしていたとき
その仕事の合間を見つけて、自分のカメラで写真をとっていた。撮った写真の束を仕事仲間とみて、机に起きっぱなしにしたのが、ことの始まり。その写真の束を全て目の前でびりびりに破かれて、一瞬天井に向かったかと思えば、ひらひらとその破片は落ちていった。
気にしなければいいと、言えど
精神が負けてしまい、今に至る。
あの写真は、大切なものだった。
それを知って、写真家のその男はどうして
そんなことを平気でできるのだろう、と思った。
俺は、どうしてそんなやつのアシスタントをしていたのだろうとも思った。
携帯を無視して
一週間も無断欠勤をした俺の人生は
もう終わったと、思っていた。
仕事を放り出した自分が許せずにいた。でも、もうなにもしたくなかった。
食欲もあまりなく
睡眠もあまりとれず
どうすることもできないまま
だらだらと時間が過ぎていったとき
一人暮らしの俺の部屋に
ピンポーンとインターホンが鳴った。
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