幼馴染み

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 澤田和樹  私の、幼馴染み。  小、中、高と同じ学校で、一緒にいることが多かった。  小さい頃からサッカーをしている彼は、暇さえあればボールを蹴っていた。  そんな、サッカーをしている彼がかっこよくて、私は大好きだった。 「由樹!今日、放課後空いてるか?」  昼休み。  教室を訪ねてきた彼が、言った。 「うん!もちろん」 「おし、じゃあ、部活終わったら連絡するから中庭で待ってろよ」  6時まで部活。  それから、となると、彼が家に着くのは7時頃だろうか……。  早く、放課後になってしまえ…!  そんな気持ちで、授業もまともに聞いてはいなかった。  でも。
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