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目が覚めると、そこは見知らぬ場所だった。
内装はまるで、、というかガチの豪邸の一室だった。
壁にはいかにも高そうな絵が掛けられ、そこら中に金の細工が施されている。
ホテルのロイヤルスイートに職人技の金細工を施した上で、
高級な家具を置きまくったらこんな感じになるんだろうか。
泊まったこと無いから分からないけれど。
部屋を見渡してみると、壁の一面に目が止まった。
その壁にはドアがあった。立派なドアだ。
それだけでは別に不思議に感じることもなかっただろう。
二つ、、あったのだ。
ドアが二つ。
同じ壁に二つのドアが1mほどの間隔をあけて存在しているのだ。
両開きならともかく、装飾の施された普通の片開きのドア。
しかも、壁の真ん中に。
間違いなく同じ部屋につながっているのだろう。
悩んでいても仕方ない。
そう思って扉を開けた、、、
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