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「……週一、ですか?」
彼のそんな困り顔を見ていたくて、もう少しだけ甘えたくなる。
「……じゃあ、週二だ…二日おきぐらいで、妥協してもらえないか…」
眉を寄せて渋い顔を見せながらも、私のお願いをちゃんと聞いて考えてくれる彼の優しさに、
「うれしい、ありがとう」と、私からキスを返すと、
「まゆ、おまえを離せなくなったら、どうするんだ…」
ベッドの中で、身体が抱き寄せられて、両腕にきつく抱き締められた──。
──彼と私、2人でいられる幸せを噛みしめて、
どうかこれからもずっと、温かな愛に包まれていますように……。
end──
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