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「伊織先生みたいな綺麗なお姉さんがそんなことするの、俺らには耐えられないよ」
可愛くあざとく、目を潤ませて、頭をふりふりと振り、俺はその言葉を口にした。
「ぐはぁぁぁぁ!!綺麗!?私が綺麗だと!?瑠璃、本当か!?」
「本当だよ!綺麗なお姉さんが覗きするなんて、俺ら寂しいよ……」
「はぁぁぁぅぅぅ!!」
伊織先生は胸を抑え呻く。
「そうか……。私は綺麗なのか……。ちょっと温泉街に行ってくる!今日ならナンパ成功する気がする!」
伊織先生はスキップしながら消えていった。
俺らは呆然と立ちすくむ。
「しかし、あざとさは瑠璃が一番だな。ころっと撃ち抜かれたよ。だからタッくんは瑠璃を選んだのかなぁ」
ちょっと寂しそうな良くん。
「でも伊織先生、本当に女の子連れてきたらどうするの?」
素朴な香多くんの疑問。
「まぁいいんじゃない?俺らに害ないし。汗かいたから俺らもお風呂行こうよ」
俺の言葉にみんな頷く。タッくんの歌声聞いてるとお風呂に入りたくなっちゃうしさ。
五月後半につづくよー!
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