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左目
左目だけで貴方を見た。
少し、物足りなかった。
いつものように眩しかった。
いつものようにイケメンだった。
でも、何か物足りなかった。
そこで私は悔やんだ。
なぜ私は、怪我をしたの?
とても悔やんだ。
その優しい笑顔も、顔に似合わずまるい字も、全て半減する。
そして幸せだった。
両目で見れている幸せ。
味わうことができないままだった。
明日は眼帯を外して、貴方を見よう。
眩しい貴方を見よう。
幸せだと思って、貴方を見よう。
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