アンクレットのタトゥー

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 夕ご飯のあと、智絵里(ちえり)と私は、冷たいベッドのシーツの中で抱き合っていた。    静かな夜だった。聞こえるのはクスクス笑う私たちの声だけだった。それにチュッチュッという唇と唇がくっついては離れる小鳥が餌を啄むような音が混じる。   「ミキちゃん、今日は脱がせっこしながら、ね?」    先に言い出したのは智絵里だった。   「脱がせっこって。じゃあ、お風呂入らんと……」    私は智絵里に背を向けた。   「いいの、お風呂なんて」   「だって、汗臭(くせ)えけえ」   「いいの。臭くても。私も臭いわ」と智絵里が言ったあと、うなじにペロリと舌が這う。   「ふふふ……」   「やん……」    電流がそこから背筋を走った。アソコに滞っていた潤みがクロッチに染みを作ってるのが分かる。ブルブルと身体を震わせた。呼吸が荒くなって苦しい。
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