アンクレットのタトゥー

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 鏡の前で抱き合いながら、智絵里が先に私のスカートのホックを外した。それはスッと静かに足元に滑り落ちた。冷たい春の空気が素肌の太腿の温度を下げてくれた。   「きゃ、ミキちゃんの脚、長い。パンツも色っぽい」   「脚(ふと)うておえんけえ。今度はウチの番」   「太くないって。キレイな脚だよ」    智絵里の冷たい手が私の太腿からお尻を滑る。    私が智絵里のスカートのホックに指を掛ける。プツッ、と小さな音がして、空気を含みながら小さなパラッシュートみたいに彼女の足元に落ちた。彼女の脚は刺繍が入ったパンストに包まれていた。   「パンスト……」   「ああ、私、冷え性だからね」   「じゃあ、下ろすけえ」    私は彼女の脚を包んだパンストをスルスルと下ろす。と、透明なくらいに白くてムダ毛ひとつない智絵里の長くて健康的な脚が顕になってゆく。
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