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1つ目の秘密は
潤那の瞳だ。
その瞳は微かにオッドアイで深く見つめないと気が付かない程度だか
人を惹きつけるような焦げ茶色の右目とより色素の薄い左目だ。
潤那自身もその瞳に気がついたのは中学生の健康診断のときだった。
「君オッドアイなんだね。
"生まれつき"のものだと思うけど
特に症状がなければ気にしなくていいよ。」
そう眼科医に光を当てられながら言われるまで気が付かなかった。
それから潤那は自分の瞳をよく観察するようになり
その瞳ともに両親への違和感を感じた。
(どうして今まで僕はオッドアイって知らなかったんだろう?誰にも言われたことないなぁ。)
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