Chapter1. 『籠の鳥』

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Chapter1. 『籠の鳥』

――あの時、私は貴方のことを見捨てればよかったのかしら。 そうすれば、あんな悲劇は起きなかったのかしら。 でも、きっと無理ね。 絶対に、私は何が何でも救おうとしたと思う。 だって、出逢ったその日から――私は貴方に鮮烈に惹かれてしまったから。
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