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紫乃「ねぇ、白兎。あんまり自分を責めちゃダメだよ。どうせ白兎の事だから自分のせいでって悩んでるんだろうけど」
紫乃が真剣な顔をして言った。
でも――、
『······だって本当はあの時僕が事故にあう筈だった。』
そう、あの時轢かれる筈だったのは僕だ。僕を庇ったせいで蒼は大事な思い出を忘れてしまった。
『あの時、僕がもっと周りを見ていれば······、
蒼が僕を庇わなかったら······、蒼はっ、』
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