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紫乃「それ以上言ったら怒るよ?」
声を震わせて言った紫乃は顔を俯かせ今にも泣きそうだった。
紫乃「蒼は白兎にそんなこと言わせたくて助けたんじゃない。確かに、記憶を取り戻すのは難しいかもしれない。」
そこまで言って紫乃は顔を上げた。
紫乃「······でも、僕は信じてるから。
僕達が信じていればいつかきっと蒼の記憶は戻るって。
······だから、諦めないでよ!
信じようよ、蒼のこと。」
紫乃「信じて待っててあげよう。きっといつもみたいに"ただいま"って言ってくれるから。」
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