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遠くから何度も自分の名前を読んでる声が聞こえる。少しずつ意識がハッキリしてゆっくりと目を開けた。
『ここは・・・?』
紫乃「ここは病院だよ。車に轢かれたの覚えてない?」
そう言われ僕は全てを思い出した。でも、
『蒼!蒼は!!何処にいるの!!』
そう、あの時の包まれる感覚は多分蒼が自分を庇ったのだろう。だとすると蒼も一緒に轢かれたのだ。蒼は大丈夫なのかという考えが頭に浮かんだ。
紫乃「落ち着いて。蒼は丁度真上の階の病室で寝てる。命に別条は無いしそろそろ起きる頃だって言ってたから。って、待って!」
それを聞いた僕は蒼の病室へ急いだ。
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