プロローグ
6/12
読書設定
目次
前へ
/
74ページ
次へ
目を開けて彼を見ると、先程の無表情はどこへやら。捨てられた子犬のような目で私を見ていた。 「うっ……今夜だけ、ですよ」 「ありがとう」 いい人だね、お姉さん。わずかに口角を上げて、彼はそのまま部屋に入っていく。慌てて追いかけると、突然止まった背中にぶつかりそうになった。 「風呂どこ?」 「え? あ、そっちです」 思わず返事をして、風呂場に消えていく彼を見送ってしまった。
/
74ページ
最初のコメントを投稿しよう!
51人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
3,466(あなた 0)
スターギフトを贈る
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!