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そして、今のところ、川海くんへの気持ちに名前はつけられないけど、これだけは確かに思っていることなのだ。
川海くんは、誰のものにもなってほしくない。
でも、私には手を伸ばせられない。
拒絶されるのが、怖いから。
手を伸ばして、やっぱり違うって、川海くんを嫌になりたくないから。
私は自分の気持ちをストレートに表現するのが苦手だから、今まで、回りくどい方法で伝えることもあった。
そうすることで、相手は私の真意に気づかないし、誰も傷つけない。
だから、川海くんにもメッセージに気づいてほしくない。
でも、心の奥底では、気づいてほしいと思う自分もいる。
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