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宮部の乱れた髪を整え、優しく頭を撫でてやると、宮部はがくりと俯いた。
「僕、係長が寝ているすきに勝手な事して……な、なのにこんなで、本当にすみませ……」
言いかけて言葉を止めた宮部に気付き、どうしたと声をかけると。
「係長、僕に……興奮してくれたんですか?」
宮部の視線が自分の下部に集中している事に気付き、そりゃまあ、と呟くと、宮部の細い指先が、震えながら三上のスウェットを脱がし始めた。
「な、なんだ、どうした」
「ぼ、僕、経験はないんですけど……」
何事かと思いながらも宮部の動作を見守っていると、ぎこちない手つきで三上のパンツを引きさげ、緩く立ち上がったものを引き出した。先程までキスも初めてだと泡ついていた男が、何を始めるつもりなのか。
「か、係長、大きい……」
宮部は両目を見開いた後、意を決意したように表情を引き締め、左手を三上の息子の根元に添えると、おもむろに自分の舌先を三上の亀頭に近づけた。
「お、おい……キスの経験もない奴が、いきなりハードル越えてないか」
眼下に見える宮部のつむじに声をかけると、でもこんなに大きくなっているから、と的を射ない回答が返ってきた。なんだかこちらが恥ずかしくなってくる。
宮部のぎこちない舌の動きはまるで焦らされているようで、三上の肌は粟立ち、高揚感がふつふつと湧き上がる。
初めての感情に一瞬戸惑ったけれど、耳まで赤く染めながらも自分の屹立に向き合う宮部の姿が可愛くて、手中に収めたい衝動に駆られた。この可愛い生き物はなんなのだ。
「左手で根元を握って、そのまま、それからゆっくり口に入れて」
「は、はい」
宮部は三上の指示通りに動き、そそりたつ三上の先端を口に含んだ。宮部の小さな口では頑張っても三上の先端までしか頬張れない。ぎこちなく咥える初々しさに、三上は更に高揚した。
「難しい事はしなくていい。そのまま口と手を動かして、そう。舌も使って」
宮部はもごもごと口に含み、上下に動き始めた。
「は、む……んぐ、……ん……」
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