2585人が本棚に入れています
本棚に追加
結婚前にどんな男と関係を持っていようが、結婚と同時に全て切ってくれれば良いのだ。
やはり過去については少し気になるが、許容出来る。
だが、嫁いで来る時にアリサに強く拒絶された。
自分的には紳士的に振舞った筈である。ローデリヒ自身の落ち度はなかったと、今でも思っている。
出会った時だけではない。
ローデリヒが触れると嫌がる。本気で拒絶する。
流石に夫婦の営みは避けては通れないと分かっていたらしく、初夜は無事に済ませたが、ローデリヒはすっかり臆病になってしまった。
自らを拒絶する人間に対して、進んで接触するのは気が重い。そして、更に妻である彼女に嫌われるのは避けたかった。
しかし、1ヶ月ぶりに妻の元に行けば、目の前で階段から転落された。流石に肝を冷やした。
それだけではない。
妊娠していた事も驚きだったが、頭を打ったせいか妻がーー豹変していた。
最初のコメントを投稿しよう!