せかいでいちばん

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「…くるかな、そんな日」

ぼそりと呟く。いつか、いつかは叶うだろうと何度も何度も願った。でも、何年経っても変わらない。ましてや、落ち着くどころかヒートアップしているように思える。
お母さんは私が産まれてほしくなかったのだ。存在が迷惑だったのだ。

もしかしたら、今までだって言わなかっただけで、思っていたことで…。
私がいなかったらお父さんとお母さんは仲いいままだった？
あんな雰囲気になったのも私のせい？

考え出したら悪いほうにしか進まなかった。ブランコの鎖を強く握りしめて、唇を噛みしめる。

お母さんの顔が頭にこびりついて離れない。

すると、座る私に大きな影が覆いかぶさった。急に視界が暗くなり、驚いた私は顔を上げる。