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「シザーハンズ」
とある人が、面接でこんな問いに直面したそうです。
「あなたを映画や小説の主人公に例えると、何ですか?」
想定外だったそうです。
自分のことは、分かっているようで分からなくて、でもやっぱり分かっていて・・・あやふやなのかもしれません。
私はどうでしょう・・・私も、いきなり考えると悩みます・・・
あ。強いて言えば
『シザーハンズ』
少し昔の映画です。手がハサミの人造人間と、人間の少女の交流を描いた話。手がハサミだから、シザーハンズ。
触れたくても、触れられない。
もしも触れたところで、傷つけてしまったらどうする・・・
もう誰も傷つけたくないんだ・・・。
周囲が幸せになっていく中で、私は誰かと一緒になれる自信がない。隣に来た人を、ヒョンとした瞬間に傷つけてしまいそうだから・・・。
そんなジレンマを常に締まっている私は、シザーハンズ。
・・・と、面接で打ち明ければ速攻お帰りくださいな気がする・・・
だけど
何処かで願ってるんです。
いつか誰かを抱きしめたいって。
ハサミが当たらないように上手に抱きしめたいって。思い切り抱きしめたいって。
こんな私に飛び込んでくる人が現れるかどうかは・・・空白のページを覗いているのと同じ。誰も分からないのです。
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