「タブー」

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「タブー」

もっともっと 話したい。 「生きるとは何か」「死ぬとは何か」を話したい。 もっともっと 話したい。 「教科書にのっていない何か」を話したい。 もっともっと 話したい。 「一番周囲を巻き込まずに消える方法は何か」を話したい。 もっともっと 話したい。 「きれいじゃないもの」を話したい。 もっと  もっと  そういうことを 話してみたい。 そういうことを話しても 大丈夫そうな人と 話してみたい。 もっと  もっと  そういうことを 自分の生きる糧として発信できる場所で 話してみたい。 残念ながら 自分の周りは そういうことを話してはいけない場所みたい。 そういうことを話そうとすると 誰もいなくなってしまう場所みたい。 抜け出したいけれど 抜け出せない。 「まだ若いんだから」「みんな通る道だから」「もっと楽になるから」 上辺だけの着飾った言葉を並べられて 色々な方法で とどまらせられる。 残念ながら  その言葉に 血の巡りを感じないのは、自分だけ? もっと  もっと  話してみたい。 時間の流れを気にすることなく ポツンポツンと もっと  もっと  話してみたい。 寝落ちラジオのように 『そうやって考えてるんだね』って もっと  もっと  話してみたい。 自分の腕を自然に見つめ けっこうやったんだねって もっと  もっと  話してみたいんだ。 暗い話になって ごめんなさい(汗) 次からは、もっと平和な話ができたらいいです。
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