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「好きなものの話(童話)」
幼少期から、ありがたいことに絵本や童話ビデオ・DVDに触れることが可能な環境で育ちました。知っている童話は多いほうだと思います。
また、小学校中学年ぐらいには、いわゆる『怖い話』ブームが到来し、某シリーズが教室の本棚に並んでいたのはもちろん、どこから拾ってきたのか信憑性怪しい噂話を仲良しグループが広げたり、絶対誰かが作っただろう学校の七不思議に怯えたりする光景は日常茶飯事でしたね。(本当に怖い話ダメな子が本棚に近づけなくなっちゃって、「本棚のラインナップどうしようか」って学級会が開かれた気がする・・・)
で、5年生ぐらいだったかと思われます。『本当は怖いグリム童話』っていう本があって、まぁーーー衝撃的。もちろん確証は分かりませんが、「えっ!?〇〇姫ってすっごくヤバい話じゃん!」「この結末はクレーム出るわ!」・・・新しい扉を開いてしまった気がしましたね。
その中で、『青ひげ』っていう話がありました。
(ここでの詳しい内容は書きません。気になる方は、ぜひ一度読んでみて下さい。先に言っておきます。閲覧注意です。)
後から調べたら、『グリム童話から削除された話』ってことで、ちょいちょい有名みたいですね。「こんな・・・こんな話も・・・グリムなんだ・・・」当時の私にとって刺激が強すぎた記憶があります。
大人になってからも、まぁこれまたありがたいことに、スマホとかネットとか情報媒体に恵まれまして、気が向いたときに調べてたんですよ。そういう童話系のことを。
童話をネタにした動画も結構アップされてまして・・・で、こう、大きくなると、色々なものを見たり知ったりできるじゃないですか。・・・そう、少なくとも歪みが生まれるんですよ。心に。
(ト○ロが見える大人でいたかった・・・)
今まで何気なく読んでいた童話に、ちょいちょいツッコミを入れるようになります。
例えば
『白○姫』『ブレー○ンの音楽隊』 → 普通に家宅侵入罪
『シン○レラ』 → 一晩逢っただけで結婚って・・・
『ヘンゼ○とグ○ーテル』 → 正当防衛が認められそうだが、普通にここまでできる
子供こわい。そしてお菓子の家は衛生的に大丈夫な
のか・・・
『長○をはいた猫』 → 主人に経歴詐称を勧めるペット やばすぎる。
『赤○きん』 → なんで獣と人間を見間違えるの?そして病気の人にぶどう酒?百
歩譲って ヤク○トにして。
『眠れる○の美女』 → そのエリアだけ時が止まるバグ
『人○姫』 → ただただ可哀想過ぎる。
『逃げ出した○ットケーキ』『おむすび○ろりん』 → 転がった食品食べたくない・・・
『浦○太郎』 → 水中呼吸ができる男
○の意味がほぼ無いんですけど・・・
つまり 何が言いたいかというとですね・・・
「童話の不気味さや皮肉さに惹かれる自分がいる」ということです。
いや、好きですよ。ハッピーな話や心温まる話も。
何でしょう・・・世の中と同じで、童話の中も、そう上手くはいかないんだよなぁ・・・みたいな。何かしら、不条理なことや、苦労話があるんだろうなぁ・・・と。登場人物に、自然と思い馳せる・・・上手く言えませんっ!
ちょっとだけ薄暗い世界も、私にとって魅力なんですよね。
最近では、「人魚姫は王子と最後結婚する」「カチカチ山のたぬきは、最後の最後で許される」など、とても美しいクライマックスを語る子ども達が増えてきたと思います。それはそれで時代の流れで、いいのかな。
君たちも、大きくなったら調べてみてね、と。
ト○ロが見える大人でいたかった・・・(2回目)
余談ですが
大人になった私は、「アンデルセン童話」を好んでいます。もしも、もう一度人生をやり直せるとしたら、間違いなくアンデルセン童話を研究しているでしょう。
その中でも、『赤い靴』という話が印象に残っています。こちらも、なかなかのお話です。気になった方は、ぜひ読んでみて下さい。閲覧注意です。
閲覧注意ばかり勧める私ですが、平和な部分もあります。後ほどお話できれば・・・。
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