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『まあ虐めようと考えた時点で発動させれば、虐めそのものが起こらない』
「それが....」
『あ?』
「それが本当に出来るんならやってみたい」
夢物語のようだが、考えてみれば俺の存在だって極めて異常だからな。
「どうすれば?」
『あ?んなもんおまえが頭で考えて発動させれば終わりだ』
・・・・チート過ぎる。
過ぎるが、それで何とかなるならやる価値はある。
虐めって奴はまるで悪魔が心を蝕む魔法を使ったんじゃないかと思える程に、突然始まる。
昨日まで友達だったのが、今日はまるで知らない人だ。
人が集まると、必ずと言える程に嫌われ役ができる。
それが自分よりも位が上なら、皆で陰口を叩き、立場が弱い者なら虐めが始まる。
そうやって変な連帯感が生まれる。
バッカじゃねえの?
集団で....いや、例え1人でも弱い者虐めをしてる奴は正直な所、それなりの報いをと思う。
オーガの群れに囲まれればいい。
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