〜高校生編〜

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面倒臭いと学校をサボれば、明岐が心配して連絡をしてくれるし、それさえ返信しなければ彼は日向の家まで来てくれる。 そんな面倒臭い自分を気にかけてくれる、優しい彼が好きだ。 相手との心の距離が努力して得られるのなら、何だってする。 例えそれが、実らなくても。 明岐。 気持ちが伝わらなくてもいい。 一生、友人でも構わない。 だから、できるだけ長く側に居させて。 今みたいに、ありのままの君を見せて。 俺の前では、わがままな君でいて。 何よりも 誰よりも、大切にするから__。
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