ばあちゃんの膝の上

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ばあちゃんの胸の中は、なんていうか昔ふうの匂いがした。 嫌なにおいじゃない。 おまんじゅうみたいな甘い、いいにおいだ。 もうひとつ発見がある。 ばあちゃんの二の腕は、ふわっふわっで、 さわるととっても気持ちがいい。 「ばあちゃん」 「ん?」 「明日も聞いてほしいことがあったら、 ご飯の後ばあちゃんの部屋にきていい?」 「いいよ~。 いつでも来ていいとよ。 大歓迎ばい」 ばあちゃんは嬉しそうに、にっこりしてくれた。
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