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次の日から、私はご飯が終わって久美がお母さんの膝に座る時間がくると、
毎日ばあちゃんの部屋に行った。
毎日聞いてほしい話がいっぱいあった。
ばあちゃんはいつでも、おまんじゅうみたいな匂いで
まあるく私を包み込んで、楽しそうに話を聞いてくれた。
いつの間にか、久美までばあちゃんの膝を狙いにくるようになった。
ばあちゃんの膝も取り合いになった。
でも、ばあちゃんの膝は絶対に2日に1回は私のものだ!
〈完〉
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